今週は姶良市蒲生町へ。
鹿児島が「日本一」の植物に関する取材にお邪魔したのは、株式会社国元商会鹿児島工場

お話を伺ったのは野村政裕さん(左)と下村大樹さん(中央)。

国元商会は「KSブランド」の金属製建設資材を製造していますが、鹿児島工場では近隣農家を中心に、年間2000t程の竹の買取を行っていて、竹チップや竹パウダーに加工しています。

竹は堅牢な繊維質の組織構造により、分解しにくいも特徴のひとつ。
米ぬかと竹パウダーを混ぜ、独自の方法で発酵させ貯蔵させたことにより、ちょうどいい分解スピードとなって、肥料である「竹王」が誕生したそうです。
また、パッケージに竹紙、竹由来のプラスチックの鉢、竹パウダーが入った培養土がセットになった「バジル栽培キット」も人気なんだとか。
その他にも工業分野で研究が進んでおり、引く手あまたなのが「竹」なんだそうです。

国元商会では、孟宗竹を即時現金買取しています。
市町村によっては補助金があり、より高く買い取ってくれるそう。
国元商会鹿児島工場ホームページか、TEL(0995)54-3535までお問い合わせください。

増え過ぎや管理のしにくさ、高齢化によって厄介者扱いされる竹。
これからは不足する原材料にもなり得るのではないかと感じましたが…一度荒廃した竹林を手入れするのはなかなか難しいかもしれません。
ただ、その手入れの過程で、切り出した竹を買い取ってもらうことから既に再生が始まる、面白い存在でもあると感じました。