様々なジャンルの音楽を吸収し puggs というフィルターを通して、彼らなりのポップスに昇華してしまう新しい世代のバンド。『電影』は、イントロのフェードインする乾いたギターリフからグッと引き込まれ、タイトなドラムとメロディアスなベース、3 人それぞれの足しすぎず引きすぎないアンサンブルが感情を揺さぶってくる、低体温なのにエモーショナルなロックバラード。低いテンション感を一定に保ったボーカルの、繊細な表現力にも注目してほしい。暑かった夏が過ぎ去るときに心の寂しさを感じないだろうか?この曲はそういった心の穴にぴったりと寄り添ってくれるような曲だ。

2024/9/25

株式会社ウルトラ・ヴァイヴ