先週に引き続き、は奄美大島と徳之島に回線を繋いでお話を伺いました!
奄美大島で宿泊施設「伝泊」の運営を通してまちづくりを行っている、奄美イノベーション株式会社の永嶋美南さんと大間麻子さん。

先週は、天城町の“持続可能なまちづくり”が、UN Tourism・国連世界観光機関より「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024」に認定された話題についてご紹介しました。
そのうち、重要な役割を担っていたのが、2018年に天城町でオープンした「伝泊」。
伝統的、伝説的な建築や集落文化を次の時代に伝えるということを掲げ、奄美独自の建築様式が残っている建物などを宿泊施設に改修して「古民家の宿」として運営しています。
また、観光客と集落住民のコミュニティの場としての役割も担っています。

この「伝泊」は、奄美大島を中心に、徳之島や加計呂麻島の3島に42棟 52室の宿泊施設を運営しています。
全体のこのコンセプトとして「奄美群島で約750年前から継続している集落文化」を挙げています。
奄美群島全体では約360集落あると言われていて、それぞれ異なる景色・日常が流れているそう。
そういった集落ごとに異なる文化を次の時代に伝えることも、大切な役割になっているんだとか。
また、持続可能な施設の運営を目指した取り組みも行っており、コンポストを活用したアップサイクルや小型風力発電の実証実験、電動自転車の活用、ノンプラスティック化を目指した、竹製アメニティの使用など取り組みもおこなっていて、2022年2月には国際的なエコラベル「グリーン・キー」を取得しています。

今回は 奄美エリアのお話を伺いましたが、それ以外の離島はもちろん、本土にもその集落ごとによっていろんな文化があり、そういったものを観光につなげていく取り組みができるのではないでしょうか。
その1番のベースには、我々が当たり前に思っているものは実は当たり前じゃないんだということに気づけるか?というところが大事になってくるのかもしれません。