今週は奄美大島と徳之島に回線を繋いでお話を伺いました!
奄美大島で宿泊施設「伝泊」の運営を通してまちづくりを行っている、奄美イノベーション株式会社の永嶋美南さんと大間麻子さん。
永嶋さんは神奈川県川崎市ご出身。
お母さまが奄美大島出身ということで、昨年の2月に移住されました。
毎年夏休みの恒例行事が奄美大島旅行だったそうですが、実際に住むとさらに島の人の温かさに触れることが多いそう。
大間さんは北海道札幌市ご出身。
大学時代を東京ですごしたのちに天城町で3年間、地域おこし協力隊として地域活性に関わる活動をされ、その後奄美イノベーションに入社されました。
そんなおふたりに伺ったのは、天城町の話題!
天城町の“持続可能なまちづくり”が、UN Tourism・国連世界観光機関より「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024」に認定されました。
認定される村や地域は、人口15,000人以下で、地域固有の文化や自然環境を保護しながら、訪問者と住民の交流や雇用創出といった地域経済の発展を目指していることが求められます。
ベスト・ツーリズム・ビレッジでは、SDGsの趣旨に沿った9つの観点から評価されます。
今回、建築家でありまちづくりプロデューサーである伝泊代表の山下保博さんが、天城町の持続的な観光地域づくりを総合プロデュースという形で関わったそう。
今回の認定において、集落文化や地域住民の日常生活を活かした観光の推進をしている、最も革新的な取り組みとして、「伝泊」の取り組みが評価されたとのこと。
伝泊のコンセプトの1つに「暮らすように滞在する」というものがあるそう。
宿が集落の中にあり、お隣には島の住民が住んでいらっしゃるそう。
「どこから来たの?」という自然な会話や「お料理をたくさん作ったから…」と持っていらっしゃることもあるんだとか!
また、建物自体もその昔の造りを活かして作っており、奄美ならではの建物を感じられることもポイント。
目の前を牛が散歩していたりと、島以外の方が想像する島暮らしを実感できるんだそうです。
この「日常を観光化する」取り組みが「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024」において大きく評価されているポイントでもあります。
来週も天城町とこの「伝泊」の魅力をたっぷりお伝えします!